財団について WHO WE ARE
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1 | 国内外の留学就学修学資金の支援 |
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2 | 国内外の留学就学修学に関するカウンセリング |
3 | 国内外の留学就学修学に関する情報の収集・提供、紹介斡旋、各種手続きの実施 |
4 | 探究型学習教育の普及及び広報活動 |
5 | 探究型学習教育に関する知識及び技術の指導、並びに指導者の育成支援 |
6 | 国際教育及び国際交流の推進及びこれらの広報活動 |
7 | 各種ワークショップの企画、運営 |
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8 | 各種セミナー・講演会・イベント・交流会の企画、運営 |
9 | 各種教材の企画、製作、出版、販売及び輸出入 |
10 | 各種出版物及びデジタルコンテンツの企画、デザイン、製作 |
11 | インターネット等の通信網及び出版物を利用した情報提供 |
12 | その他この法人の目的を達成するために必要な事業及び前各号に附帯関連する一切の事業 |
私たちは、より良く生きていくために、とても小さな子どもの頃から世界について探究心を持っています。身の周りのものを触ってみたり動かしてみたり、他のものと比べてみたり、バラバラにしてみたり、また組み合わせてみたりしながら、それが何なのか、どう扱うべきなのか、様々な思考を巡らせて知ろうとします。皆さんにもご経験があるのではないでしょうか。時には、少し危険な扱い方をしたり、勘違いや思い込みをしたりして、他人に驚かれたり、またその相手が嬉しそうに笑ったり、不愉快な表情を見せたりすることもあります。その様子を体感した私たちは、自分自身の物事に対する考え方や取り扱い方が正しいのかそうでないのかを判断しています。また、そうやって、『バラバラに集めた知識』*1や体験を頭の中で『整理』*1して、世界に働きかけるように毎日を生きています。
探究学習は、毎日私たちが無意識にしていることやしていないことを、意図的に思考したり探ったりしながら、ひょっとすると答えがないかもしれないことについて、『学びを深め、広げていく学び方です。』*2
日本、または世界で取り組まれている多様な教育方法や、探究学習に携わった多くの方が「探究学習のおかげで、今までの人生の中で今が一番学んでいる!」と感じています。子どもの頃からたくさんの学習の機会を得て学び、これまでの数多くの経験には、もちろん誰もが深く感謝していることでしょう。ですが、与えられた環境の中、とりわけ選択の余地がないような環境では、その経験や学びを振り返る時間を意識的に増やしたり、浮かんだ疑問の答えをさらに深く見つけにいく機会を得ることはなかなか難しいといえます。探究学習には、世の中のあらゆる物事について考える為に便利なツールや方法が数え切れないくらいたくさん詰まっていて、それらの使い方を一度学べば、世界がもっとおもしろくて多様に見えるようになると誰もが確信できる方法です。そうして得た方法によって、地球上の動植物や、人間の知恵が生み出した社会の仕組みや科学技術、そして何より人間同士の関係の一つひとつが、きっと、もっと、尊く愛おしく感じるようになるはずです。
EduChangeでは、1人でも多くの子ども達、あるいは大人に、『探究学習』を通して、また人とのつながりを通して、この世界をよりおもしろく尊く生きるきっかけに触れていただきたいと考えています。
*1:『探究する力』市川 力 著(発行:知の探究社)
*2:久保一之, Comments from Kansai International Academy Elementary School Introduction Video International Baccalaureate Organization, Making the PYP Happen
卓越した能力や優秀な成績を修めているにも関わらず、家庭の事情、義務教育期の学習環境、あるいは時代といったあらゆる外的要因が整わないことで未来への道をあきらめている子ども達は、いま今日この日にも存在します。私たちはそういった子ども達へ教育のチャンスを提供し、支援し、その無限の可能性に日本だけでなく世界の未来を託したいと考えています。教育の枠を越え、国境を越え、世界を見据えた素養を尊重し我々の手で育てていくことが、グローバル市民への第一歩となり得るなら、今ここに第一歩をともに踏み出しましょう。
子ども達の教育の未来のために、世界への貢献のために、この機会にぜひご支援をご一考いただき、皆さまのあたたかいお気持ちを賜りますよう、ここもとお願い申し上げます。